2011年10月31日月曜日

私事ですが…(10月のまとめ)

さて、まったくもって、私事の記事です。

10月の初めに立てた目標は、6本の舞台公演を見る、という筈だったのですが
見ると決めてから、増えに増え、いつの間にか11本の公演に出かけました。

芝居では、京都芸術センターで行われた地点の「かもめ」は圧巻でした。
衣装は、平山素子さんの衣装も手がけられている堂本教子さんが担当されていて
本当に美しかった。そして、会場が18畳程度の和室で、本当に密度の濃い時間
でした。

ダンスもたくさん見ました。神戸女学院の舞踊専攻の卒業公演は、島崎徹さん、
村越直子さん、高野裕子さんの3名の振付家の作品を。振付家から巣立つ学生
への、愛にあふれるプレゼントのような作品で、本当にいい時間を過ごしました。
東京のコンテンポラリーダンサーのKENTARO!!くんの「雨が降ると晴れる」も
今までのKENTARO!!くんの、ちょっぴり物悲しいセンチメンタルな面影が薄く
なり、さっぱりと雄々しさUPのダンスに進化していて、これまた面白かったです。

お能では、「隅田川」の素謡を聴きました。関西で人気のあるシテ方の方が揃って
いるだけではなく、全国から引っ張りだこの、笛方、竹市学さんの笛が凄く素敵!
この方の笛は、圧倒的です。バイオリニストの古澤巌さんを彷彿とさせる、凄く
色っぽい音色なのです。ぜひぜひ、機会を見つけて聴いてみてください。

まだまだ書ききれないほどですが、何とか、いいペースで見ることができましたし、
いい作品にあたる確率が高く、伊達に本数だけではない月でした。

皆さんは、どのくらいの頻度で舞台を見ておられますか?
また、パフォーミングアーツに限らず、芸術やエンターテインメントに触れる機会は
どんな時なのでしょう?
ぜひぜひ、教えてください〜。

2011年10月27日木曜日

GAGA in Kyoto のお引っ越し

今月は22日(土)に開催した「GAGA in Kyoto」。毎回、初参加者と継続参加者が半々くらいで
いいバランスで新鮮に開催しています。今月でもう始めてから半年が経ちました!早い!!
今月は、初めて受付担当者のバトンタッチ(というか、ピンチヒッター)があったりして、
裏方としても新鮮でした。

さて、来月11月は、いつも開催しているカフェflowing KARASUMA の近くにある、
京都市男女共同参画センター(ウィングス京都)で開催します!!
地下の音楽室なので、flowing ほどの採光はありませんが、広さは約2倍!思いっきり
動いていただけます!!
そして、ウィングス京都のいいところは、1Fには図書情報室があり、漫画やDVDも見られるのです。
近くにはパン屋さんやスターバックスなど、GAGAが終わってからのんびり過ごせる場所も
充実しています。(大丸デパートも近いですしね)

どうぞ、楽しみにしていてください!私も楽しみです〜。


ちなみに、12月の場所と開催日は、現在調整中ですので、少しお待ちくださいね。


お申し込みは、eldeseo3@gmail.com に、お名前、ご連絡先をお送りください。

2011年10月16日日曜日

演劇の稽古

今日は、展覧会「僕らの履歴書」の関連企画である演劇公演「アン」の稽古日でした。
今回役者として出演する女優さん2名は、いずれも本職がダンサーの方です。
ですので、色々勝手の違うところもありますが、原則的に芝居のワークショップ方式で進めています。
いよいよ、戯曲も全体像が固まる稿が出来まして、色々煮詰める段階です。
今回は上演時間(30分程度を見込んでいます)の割に、場面転換や人物の入れ替わりが多く
そこをどうクリアするかが課題。
出演者が七転八倒して、産みの作業をしています。
どうぞお楽しみに!

と、言う訳で、「僕らの履歴書」のチラシに掲載する呼び込み文を掲載してみます。
長文ですが、ご興味のある方はぜひ読んでください。


インタビューの聞き手は中川雄介。話し手は、ロシア人主婦、中国人アルバイター、大衆演劇の道具方、性同一性障害の学生、など一見特殊な人に見えるけれど、でも有名人でも権力者でもなく、我々と同じ世間に生きている人たちです。
人選のポイントは、この人の履歴書を見てみたい(履歴を聞いてみたい)という人、かつ前向きに生きている、という点です。
そもそも、履歴書というのは、その人の経歴を示してはいますが、その人のことを誠実に表している訳ではないので、その人の「履歴」を知ることのできる「書」を作ってみたいと思いました。そのために、「この人の履歴を知りたい!」と思う人を選んだ訳です。そうして聞き取った人生は、一見自分の人生とはあまりにかけ離れたものに見えるようで、でも自分の人生もどこかで何かが違っていれば、こうなったかも知れない、という可能性を孕んでいる、自分の人生と裏腹なものもであるんじゃないかという投げかけです。

展示物は、それをある意味「恒常的な」存在として展示したもので、演劇の方は、それをある意味「刹那的な」表現として提案させます。
なので、2つの表現の動機は同じところにあるのです、実は。

2011年10月12日水曜日

閑話休題

今日はblog dayです。

さて、10月の観劇予定がどんどん増えて、現在8本。
今のところ順調に観てます。

人形劇「しのだづま」、ゾネのスタジオでのショウイング、
地点「かもめ」、KENTARO!!「雨が降ると晴れる」、
船場サザンシアターの別役実…。
現在5本。本数的には折り返しました。

中でも地点の「かもめ」とKENTARO!!「雨が降ると晴れる」は同じ日に
観たのですが、どちらもかなりよかったです。
地点の劇空間の美しさ、衣装の素晴らしさ、そして演出三浦さんの世界観に
くらくらしながら(私ごとき、お呼びでない世界ですが)、KENTARO!!くん
の公演を観に行って、なんだかちょっと逞しくなったKENTARO!!くんの
ダンス作品にきゅんとなりながら帰途につきました。
こういう、「どっちもヒット!」という日はなかなかありませんが、本当に
幸福な気持ちになります。

明後日の神戸女学院の卒業公演も楽しみです!

先日、お能のシテ方の先生に、とある公演のチケット確保をお願いしたのですが、
返って来た返事が「最高の正面席をご用意しますよ(ニヤリ)」
自分の公演について、それだけ自身を持って答えてくれるその姿勢に、シビレました。
舞台に関わるものとして、見習いたいです。

展覧会について、追記。

今回、履歴書、という媒体を手法として取り入れた訳ですが、そもそも履歴書という
のは、非常に特異な媒体です。事実しか書かれていない筈なのに、その人のことがち
っとも分からないし、書いている人だっておそらく、「私がこんな人間であることを
知ってください」と思って書いてはいないでしょう。
そういう意味で、その人の経歴を示してはいるけれども、その人の人となりを表し
いる訳ではないので、 その人の「履歴」を知ることのできる「書」を作ってみたい、
と考えたところに端を発します。

そして今回、履歴を6人にインタビューの形で聞きました。1人あたり、約8時間のイ
ンタビューと、撮影を行いました。台湾人留学生、看護学生、シア人主婦、俳優、
大衆演劇の舞台方…。生まれた環境も、人生の道程も、全く異なる人々ですが、市井
生きる我々の暮らしとどこかクロスオーバーしている、リアリティのある人に協力
呼びかけました

そして、芝居の方には、気鋭のダンサー西岡樹里ちゃんが役者初舞台として登場し、
ダンサー/役者として活躍している松本まりさんがぐっと全体を締めていきます。
全然そうは見えないかもしれませんが、私はこの芝居はミュージカルだと思っていま
す。音がぐいぐい、舞台を引っ張って行きます。身体と、音楽と、言葉が絡み合って
闘い合って、異種格闘技のようになっています。

面白い企画です。展覧会やギャラリーになじみのない方でも、演劇的に観ていただけ
る空間になると思います。芸術作品というよりは、証言、という感じでしょうか。
なんとも上手く言えません。上手く言えたなら、これをやる必要はなかったでしょ
う。どうぞ、いらしてください。

展覧会「僕らの履歴書」

ご無沙汰しております。
さて、以前にチラリチラリとお話ししていた展覧会「僕らの履歴書」の詳細を発表します!


「僕らの履歴書」
あなたの履歴書を僕にも見せてください。そこには書いていない話を聞かせてください。
あなたは話し、僕は書く。その行為はこの部屋を明るくするため。
場所:KAVC ギャラリー(神戸新開地)
会期:12月10日(土)-12日(月)10:00ー22:00(12日は16時まで)

中川雄介(文)
草本利枝(写真)
タテノカズヒロ(イラスト)
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関連企画 演劇公演「アン」
あたしは書いた。部屋を、街を、世界の全部を。全部、もう全部!全部!

12月10日(土)15:00~  19:30~
   11日(日)14:00~  18:30~ (上演時間 約30分)
(上演スケジュール変更になる場合があります。詳しくはお問い合わせください)

出演:松本まり/西岡樹里/中川雄介
脚本・演出:中川雄介
音響:横田和也
衣装:鷲尾華子
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中川雄介プロフィール
1977年兵庫県宝塚市生まれ。宝塚北高校演劇科卒業。富良野塾
中退。その後、新開地劇場で大衆演劇の道具方になる。伊丹想流
私塾13期、マスターコース5期を経て、劇作とコンテンポラリー
ダンスを始める。以降、切ったら血泥の出るような(思想と身体
の連結を重視した)作品を創作。2012年dance boxにて「ラベ
ンダー」(振付:北村成美)にダンサーの一人として出演予定。
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企画・制作/おといあわせ先
南都制作オフィス(福島)

2011年10月7日金曜日

GAGA in Kyoto 20111022

GAGAは、イスラエルのバットシェバ舞踊団の芸術監督であるオハッド・ナハリンが考案した”動きのメソッド”です。
ダンサーや俳優の基礎練習としてはもちろん、ラジオ体操や太極拳のように、ダンスやスポーツに不慣れな方でも
自分の体調や身体能力に合わせて参加できます。日頃のトレーニングのプラスαに、ダンス苦手な方の克服の第一歩に、ぜひご参加ください。


日時:10月22日(土)10:30~12:00
場所:flowing KARASUMA 2階 http://www.flowing.co.jp/dining/shopinfo/
講師:鞍掛 綾子
費用:2,500円
(当日お釣りのないようお持ちください)

お申し込み方法:
件名を「10月22日GAGA」とし、本文に参加される方の氏名、性別、連絡先をご記入ください。追って詳細を返信します。
※10月21日(金)22時締切

お問合せ/お申し込み先
eldeseo3@gmail.com  @を半角に変えて送信してください。

2011年10月3日月曜日

バレエシューズ探しています!!

先日の島崎徹コンテンポラリーワークショップで、バレエシューズの取り違えがありました。

ワークに参加された方は、お手数ですが、いまいちどご自分のシューズをご確認ください。
右足と左足、片方ずつ違うシューズをお持ちの方!!
南都制作オフィスにお知らせください。責任を持って、片足をお届けします。

なんだか、シンデレラのようですね〜。